2021-12-01から1ヶ月間の記事一覧

輪るピングドラム第24駅「愛してる」感想

最終話。 陽毬がガラスの破片によって傷を負い血を流しながら冠葉の元へ歩いていく画が、痛くて、綺麗で、尊い。大好きです。 ここで陽毬は「生きるってことは、罰なんだね」と言いながら、高倉家で冠葉と晶馬と過ごしていく中であった出来事をつらつら語っ…

輪るピングドラム第23駅「運命の至る場所」感想

最終回残ってるのに最終回みたいなサブタイトルだけど大丈夫そ? 「ねえ、晶ちゃん。覚えてる?皆で潮干狩りに行った日のこと。(中略)私、あの時わかったんだ。私は見つけてもらえる子どもになれたんだ、って。だから、嬉しくて泣いたの。どんなに遠くはぐ…

輪るピングドラム第22駅「美しい棺」感想

今、まさに会いに行きます。の話。(電車の吊り広告のやつ) これね、市川拓司さんの『いま、会いにゆきます』を思い出してしまうよね。(というかそれを擦ってるよね?) あれは私がかなり好きな作品の一つで、しっとりと音もなく降るような雨の中で二人の…

輪るピングドラム第21駅「僕たちが選ぶ運命のドア」感想

高倉家解散、の巻。 「それにしても、あの記者今度見かけたらただじゃおかないんだから!」 高倉ハウス縁側で陽毬と並んでお菓子をつまみながら、高倉兄妹の身辺を嗅ぎまわる週刊誌記者に憤る苹果。ではなく、この台詞と並行して庭の鉢植えに栄養剤を差し込…

輪るピングドラム第20話「選んでくれてありがとう」感想

陽毬が高倉陽毬になった話。 「思い出したよ。晶ちゃんが、私の運命の人」 夏目真砂子の襲撃から一夜明けて、何事もなかったかのような場面を取り戻した高倉家。しかし陽毬が「晶ちゃんのお味噌汁は、お母さんと同じ味がするね」と穏やかに笑うのに対し、晶…