Best Buy 2023
この記事を書こうとしてAmazonの購入履歴を見たら2023年だけで108件も注文していて震え上がってしまった。書籍や、パートナーの分を注文しているのも入っているとはいえ、あまりにも、あまりにも…散在しすぎではないか。
ということで反省を込めて、今回は「別に買わなくてもよかったもの」もリストアップしようと思う。ただし、思いだせる分だけ。
買ってよかったもの
書籍
これはほんっっとーによかった。染み入る良さがあった。
あらすじはもうGoogle先生にでもお任せするとして、私が好きだったのが、教え子が先生に対して「先生と自分の関係は代えがきくものではない。他の誰でもないあなたに教わることに意味がある」という意味のことを言っていた場面。
これは自分にも共感するところがあった。先生だけでなく上司や先輩についても同じことを私は言いたいと思う。
『わたしたちが光の速さで進めないなら』のキム・チョヨプさんの作品。『わたしたちが~』は短編集だったが、こちらは長編。
取り返しのつかない悲しみの中に、それでも未来に向けた愛がある、みたいな、ちょっと悲しいけど希望のあるストーリー。好きです。
『汝、星のごとく』の凪良ゆうさんの作品。映画化もされているみたいですね。
後ろ指さされながらも強い意思で自分の大事な人を自分で選んで一緒になって幸せをまっとうする、という凪良ゆうさんの幸福観(たぶん)が存分に表現されている。
その『汝、星のごとく』の続編。
何を書いてもネタバレになるから何も書きたくないけど、年の差パートナーがお互いを大事にしあうさまってなんか壊れ物を扱うみたいな繊細さがあって良いよね。と改めて思った。
Twitterコンサル界隈ではちょっとした有名人であるメン獄さんが前職(コンサル)卒業時に書いた、コンサル業界で戦うとはどういうことなのかを説いた本。
コンサルにありがちな「鮮やかな論理とストーリーで課題を解決」的なものじゃなく、要件が膨れてプロジェクトが燃えて何人も離脱し…みたいな泥臭い死線の中で何を思い、どう価値を提供するか、みたいな話で、かなり共感できた。
心が弱った時にまた読みたい。
元々知っていて脳内積読だったが、尊敬する先輩からおすすめされて読んでみた。
一言でまとめると『イ●ューから始めよ』。解像度が低くてごめんなさいなんだけど自分の理解としては同じことを言っているなと思った。内容を貶したいわけではなく、つまり、大事な事って結局ひとつだよね、ということなんだと思う。
マニアックすぎてたぶんこれを読んでくれているほとんどの人に刺さらないと思うんだけど、ApptioというIT投資予算管理ツールを作った会社(最近IBMに買収された)がその製品の設計の下敷きにしている方法論(TBM)を説いた本。
IT投資予算管理のあるべき姿とかを語る上で一度読んでおいて損はないと思う。読みやすくて面白かった。
ガジェット
スマホの背面にベタっと貼っておくスマホスタンド兼カードケース。
前提として、スマホがMagSafe対応であること(または自前で同等の状態にしておくこと)、スマホケースをつけるならそれがMagSafe対応であることが必要。
便利な点は2点あって、
- スマホを立てたい場面が結構ある(お行儀悪いけど、食事のBGMとしてYouTube流す時とか)ので、その時にスタンドを探さなくてもよいのが便利
- お会計でクレジットカードのタッチ決裁が使えない時、財布を出さずにスマホからカードを出して決裁できるのが便利
特に2点目が購入前の予想を超えてかなり便利。特に女性は財布をカバンにしまっているから、いちいち出すの面倒なんだよね~。その手間がなくなるのは結構よかったです。
最近はiPhoneのバッテリー持ちもだいぶ良くなっているし、そもそも職場ないし家で充電し放題だからモバイルバッテリーを使う機会もあまりないんだけど、とはいえ旅行やディズニーでは念のためモバイルバッテリーを持っておきたいということでこちらを購入。
背面にベタっとつけて充電できるのでコードを気にしなくてよいし、Airpods Proも充電できる!しかもスマホスタンドにもなる!
モバイルバッテリーはこれ一択。
安定のAnker。新宿でよく一緒に仕事するシニマネ先輩とまさかのお揃い。(色も同じ白、やめてくれーと言いたいが買ったのは先輩が先)
今まで使っていたLogicoolのヘッドセットのマイクがかなり周りの音を拾うことを知って、通話のノイズキャンセリング(自分側の雑音を拾わない)を謳っているこちらを購入。
年末に購入したからまだガヤガヤしたオフィスで試していないんだけど、良いといいなあ…。個人の感覚分かれると思うけど、私はWeb会議の相手に届く自分の音質も自分という商品の一部として自分が手をかけてやらないといけないと思ってるので、けっこう切実。
この夏、1週間の間に2回も傘を置き忘れたので買った。芦屋ロサブランの高級日傘だから失うのはあまりにも痛い。
2個入りを買って鍵と傘につけて使っています。「どこやっちゃった?」って時にすぐ場所を確認できて安心できるのが良い。ADHD疑われたことある人は買った方がよいです。
トバログさんの紹介で気になって買った、バッグハンガー。スタイリッシュだし、安定してるし、カバンの取っ手につけておけるのが良い。バッグハンガーはこれ一択。
美容系
実はストレートアイロンを持っていなかったので買った。なんかもう脳死でリファなら間違いないか的な。
使用頻度は低いけど、ロックオイルと合わせて納得いく仕上がりになってくれてます!モノだけじゃなくて使い方も大事で、毛束の量を多く取りすぎないことが大事だと思う。
これ感動しすぎてInstagramのストーリーに何度自撮りを上げたかわからない。
元々PCがBright Summer x Clear Winterなこともあって青みは必須だと思っていたんだけど、3月にイメコン界隈ではちょっと有名なお方にアドバイスをいただいた際、キラキラと明るささえ大事にすれば色相はあまり問わないタイプと教えてもらった。その際これをつけてメイクしてもらったらすごく綺麗で、ゴールドラメのお陰で甘くなり過ぎない雰囲気にもなり、気に入って翌日か翌週あたりに購入。
ガチで今年一番使ったコスメだと思う。
声を大にして言うけど、だいたい誰でもステキになれる万能アイシャドウだと思います!!
これね~今年SNS美容界隈?コスメオタ界隈を震えさせたよね。笑
知らない人はいない圧倒的強者、リップモンスター。
前述のそのイメコンの方にLUNASOLの15番つけてもらった時、リップはこのパンプキンワインだった。それこそこんな黄味あるの大丈夫なんですか?とどストレートに聞いてしまったんだけど、大丈夫!どブルべの私もいけるから!と信頼感ありすぎなコメントをもらって、実際付けてもらったらまあ~~~綺麗にはまる
くすみと黄味が強すぎないから余裕ではまる。クールトーンのリップは自分は甘ったるい雰囲気になってしまうから、少しフレッシュな感じを出したい今年の気分にピッタリだった。
フローレスクラリティと合わせて今年一番使った。
ちなみに下地にワセリンを薄く塗っておくと唇の皮がベロベロにならない。
これ今まで出会ったマスカラの中で一番好き。名前の通り発色がシアーで重くならないのが盛り耐性なしソフエレ的にありがたいし、カールが全然落ちない。
これに出会えたお陰でまつパ卒業できました。
盛り耐性ないし頬に元々赤みがあるからチーク得意じゃないけど、中顔面フルマラソンだから何か乗せたい、という私に手を差し伸べてくれる救世主。
全日本の時の本田真凛選手のメイクから着想を得たんだけど、これを目の下に広めのアイシャドウみたいなノリで入れると目の位置下がって良い。
今まで数々のまつ毛美容液に挑戦しては挫折してきた私が2か月続けているラッシュリッチ。
前述のWonjungyoのマスカラのお陰でまつパを卒業できたので、浮いたお金で(別に浮いてはいないのだが)まつ育しよう!ということで色々調べてこちらを購入。
エマーキットとかも有名だけど痒くなるとか色素沈着するみたいな話も結構あって、自分は肌弱い側の人間だからそれは無理だろうなと思って安全そうなラッシュリッチにした。
ただ効果は抜群で、本数も太さも全然なかった下まつ毛がフサフサになった。上は目覚ましい効果をまだ感じていないんだけど、少なくともトラブルは起きていないので今後も続けてみようと思う。
コンタクトですぐにドライアイになるのが嫌でとうとうレーシックに手を出した。
視力は意図した通りになった(過矯正をすごく心配していたけど無事)し、感染も起こさず、今の所後戻りというか近視が進むこともなく、小学生の頃裸眼視力1.0だった時と同じ感覚で日々過ごせている。QOL爆上がり。
手術なのでリスクも金額も大きいので気になった人は各自ちゃんと調べてください。
ちなみに裸眼視力0.1切るような強度近視の人はICLの方が良いケースも多いそうな。
服飾品
骨格(ストレート)に合うゴツいスニーカー、かつ顔タイプ(エレ寄りソフエレ)に合うシンプルきれいめなスニーカーを探して辿り着いたのがこれ。
白いスニーカーはスタンスミスを誕生日プレゼントで母から買ってもらっていたので、黒が欲しくて、これをお迎えしました。
期待通りゴツくて重さが出て良い!実は足にはあまり合わなくて盛大に靴擦れするんだけど、これから馴染ませるのでモーマンタイ。
生活用品
サイゼリヤの爽やかにんじんサラダを家でも作りたかったので買った。
副次的な効果として、この夏うちで冷麺が流行ったんだけど、冷麺に乗せるきゅうりを均等な太さで千切りにできたのも良かった。
刃物はやっぱり貝印。
レンジフードにベタっと貼り付けてここにおたま、ハサミ、まな板などを吊るして保管している。すぐ取れるし、洗った後濡れたままここに吊るして乾かすこともできるし、気に入っている。
注意点としては、油を使う料理を頻繁にするお家だと、調理器具に油がつくのが気になるかもしれない。
物干し竿に引っ掛けておける湯おけ。床と接しないので絶対にぬめらない。湯おけはこれ一択。
月経カップデビューしました。
動機は単純で、ナプキンのカサカサと蒸れ感が嫌だったこと。(ちなみにタンポンは使ったことあるし今も長時間替えられない時は使うけど、基本好きじゃない)
色々調べた結果【多い日は月経カップ+給水ショーツ、少ない日は給水ショーツ】というフォーメーションでやってみることにして、こちらを購入。
結構よかったけど、体調のこともあってか?、最近そもそも初めから終わりまで給水ショーツで足りることも多く実はあまり使っていない。でも選択肢が増えたのはよかったと思うので、やはり買ってよかった。
別に買わなくてよかったもの
ここから先は反省を込めた、別に買わなくてよかったものゾーン。ただし、モノが悪いのではなく、だいたいは買った私が悪い。
元々持っていた毛抜きを見失ったので発狂してポチったが、ちゃんと探したら見つかったので買う必要がなかった。
部屋は綺麗にしましょう。
「メッセージラインは良いのに絵のセンスがない」とP(職位)に言われたことを別のPJのSMに話したら「この会社の人間にPPT下手って言われるならそれは相当下手だから反省して」と言われ、反省したのでこれらを買ってみたが、結局読まなかった。。
2024年にサラっとでも目を通すことを誓います。
ノイズキャンセリング機能が期待ほど高くなくて、結局全然使っていない。「ほどほどに音を低減したい」という時、たとえば飛行機や新幹線の中であれば、使うかもしれない。
少なくともあの混沌とした新宿オフィスでは無理だった!笑
相当疲れてる時に勢いで買った。まじでどういう心境??モノが良い悪いの話でなく、ユースケースが全然ない。
いつか妊婦になった時に魔除けで使おうかな。
その他(自戒)
Amazonに出てこないけど思いだせる限りのいらん出費
- コンビニスイーツ
- コンビニのペットボトル飲料(水筒は性格的にちょっと厳しいかもだけどAmazonでまとめ買いすべきだったんじゃないか)
- 飲み会帰りのタクシー(本当に終電逃すまでやる必要あったか?)
- 漫画の課金(数週間待てよ)
- 惰性で契約しているサブスク
来年はもっと財布の紐を締めて、でもやっぱりお金をときめきに変換してこそお金って価値があるから、バリバリ働こうと思います!
ビバ労働!
青森の全員買うべきお土産100選
私は母親の実家が青森にあるため、幼少期から長期休みのたびに青森に帰っていた。(行きすぎて、自分の生家でもないのに「帰る」という表現がしっくり来る)
小学校高学年くらいからはいっぱしにお土産を買うようになったので、青森お土産購入歴はもう10年以上になる。
青森は、私のようにゆかりのない人からすると、正直メジャーな観光地ではないのかなと思う。
奥入瀬渓流、三内丸山遺跡、蔦温泉、八甲田温泉、酸ヶ湯温泉、浅虫水族館、ねぶた、スキー、ラーメン、恐山、城ヶ倉大橋の紅葉、地獄沼、等々楽しい所はいくらでもあるが、なにしろ東京エリアからは遠いので、小旅行には向かない。遠くまで行く気持ちがある人は北海道に吸い込まれてしまう。
でもやっぱり良い場所が沢山あるので、もっと沢山の人に青森に行ってもらいたい。そして、お土産を買ってもらいたい。
なぜそんなにお土産を強調するのかというと、大学生以降で岩手、三重、広島、大阪、熱海などに行った時「あれ…?いい感じのお土産ってすごく限られてるな」と思ったのだ。
青森のお土産はばら撒き用から丁寧なお土産まで、しょっぱいものから甘いものまで本気でおいしい推せるものが沢山ある。勿論日本全国各地のお土産もおいしいものはあるけど、青森ほど種類があって「おお!」となったのは福岡、広島、京都、北海道くらいだった。それで、青森のお土産力ってけっこう高いのかもしれないと思った。
そこで青森の豊かなお土産をご紹介しますので、できればそれを目当てに青森に行ってほしいですが、行けない人もぜひネットで青森を輸入してほしいです。
しょっぱいもの
しじみちゃん本舗のしじみ汁・ほたて汁
スーパーうまい味噌汁。行くと自分用、パートナー用に必ず買います。
冷凍ごはんと納豆だけのシンプル朝ごはんにこの味噌汁を追加すると豪華な朝ごはんに早変わり。
青森さんのやさしいスープ
ほたてのスープで、洋風(こしょう味)と和風(味噌味)のセット。自分や家族用におすすめな箱なしのセットもあります。
甘いものを渡しづらい人にも喜んでもらえるので重宝している。
ねぶた漬
納豆に混ぜるとうまい。うますぎるので食べすぎ注意(塩分なので)
青森はこういうしょっぱくてうまいものがありすぎるので平均寿命が短いと言われている。(ガチです)
味噌カレー牛乳ラーメン
パンチ力抜群なお土産。味は素直にうまい。
しじみラーメン
高砂食品繋がりでこちらも。しじみちゃん本舗にもしじみラーメンはあったはずなのでまとめ買いできるところで買ったらいいと思います!!
うまくないわけがないです!!
スタミナ源たれ
肉と野菜を炒めてこれで和えれば無限に食えて、大食いグランプリ優勝間違いなし。
塩たれの他に焼肉のたれもあって、これは青森の家で焼肉する時に必ず使っている。全員これ以外のタレを認めていないが、スタミナ源たれは青森のスーパーなら大体どこにでも売っているので問題ないのである。
甘いもの
パティシエのりんごスティック
トーストでちょっとリベイクすると部屋中に甘い匂いが漂うので、全員分焼いていなかった暁には第三次世界大戦が勃発します。
自宅用にも贈答用にもおすすめ。
ポロショコラ
(たぶん)ラグノオの稼ぎ頭、ポロショコラ。
カルディや成城石井にも売っているので見た事ある人もいると思いますが、青森の会社が作っているのでこれも青森のお土産です。
りんごでもカシスでもないですがめっちゃくちゃ濃厚ねっとりで美味しいので是非…☺️
いのち
萩の月みたいな、スポンジケーキにカスタードクリームが入ってるやつ。
白桃、レモン、抹茶もあるけどりんごが一番うまいです。おじいちゃんの葬式で全部食べた私が言うので間違いないです。
気になるリンゴ
見た目のインパクト抜群なやつ!
家族(子ども)がいる上司や先輩に渡すと喜ばれそう。
薄紅
もっと大人っぽいお菓子がいいという人はおきな屋。
りんごのソフトドライフルーツに粉糖まぶしただけのお菓子なので、りんごがアレルギーじゃなければ誰にでも渡せるのがいいところ。
たわわ
これも美味しい。見た目がすごく華やかなわけじゃないけど、仏壇にあると嬉しいお菓子のひとつ。
雪逍遥
青森は長芋を多く生産しているので、それにちなんだ長芋蒸し饅頭。小麦を使っていないグルテンフリーだからギルティ―もフリーだということでおじいちゃんのお葬式の時に3つくらい食べました。
久慈良餅(くじらもち)
鯨は入っていない。
もっちりむっちりでおいしい。たまに店頭で手に取るとまだ温かいことがあり嬉しい。
私はやったことないんだけどフライパンで少し焼き目をつけてもおいしいらしい。
板かりんとう
久慈良餅は日持ちがしないからちょっと、という人にはこちらもおすすめ。
後引くおいしさだけど結構カロリーある(揚げ物だからね)ので食べすぎ注意。
縄かりんとう
かりんとう繋がりでこちらも。黒糖の味が強くておいしい。
あまりのおいしさに開けた瞬間に消えることでよく知られている。
アップルスナック
薄くスライスしたりんごを揚げただけのシンプルなお菓子。おいしい。
りんごの種類によって他にも色々あるんだけど赤いのが一番おいしかった。
昆布羊羹
この甘精堂もおきな屋と同じく、青森市の老舗のお菓子屋さんなんですよね~。お盆、お正月などのご挨拶にはもちろん、そういった節目の時の仏壇のお菓子やお墓に持っていくお菓子の定番でした。
昆布と羊羹の組合せは見慣れない人もいるかもしれないですが、昆布は甘いので合います。
ハチミツ入りりんご酢
「リンゴ酢ならミ●カンも出してるじゃん」と思ったあなたちょっと待って~~~!!
ちょっと高いけどお値段以上にとttってもおいしいです。
高いのにいつもおじいちゃんがうちに送ってくれていて、おいしすぎて弟と喧嘩になりました。
シャイニー りんごジュース
これはおいしすぎてパートナーと取り合いになった。
金、銀、赤、青で全部味が違うのでぜひこの飲み比べセットを買ってほしい。もちろん現地では1本ずつ買えます。
いかがでしたか?人類の胃袋に対して青森県が豊かすぎるということがよく分かっていただけたと思います。
青森県に行く際のお土産の参考になれば幸いです。
Best Buy 2022
2022年に買って良かったもの。この年は割といろいろなものをお迎えした散財の一年でした!
カテゴリごとにざっくりとおすすめ順で並べています。
ここ数年は、買うこと以上に捨てることを大事にしているんですが、今年もモノを減らす1年にしたいな~。財布の紐は締め気味でいきたいです。
ガジェット
でっかいKindle。(12月頃購入)
元々この次に紹介するKindle Paperwhite(新書サイズくらい)を持っていたんだけど、12月にこれが出たので追加で買ってしまった。
個人的には、仕事に関連して読む本は大きなサイズで読みたい(図表でFSとか出てきた時に新書サイズだと萎えるし)ので、これを買って勉強が少し捗った。
また、手触りが金属っぽくてすべすべして冷たくて良いです。
手のひらサイズのKindle。(2Qに購入)
元々電子書籍派にシフトしていて(物理本があっても片付けられないから)、iPadで読んで満足していたんですが、Kindle端末なら電子ペーパーだから目が疲れないと聞いて購入。
おすすめポイント:
- 噂通り目は疲れにくいので、睡眠の邪魔をしない・頭痛にならない
- よく言われている話ですが、Kindle端末は読書しかできないので読書に集中しやすい
- 薄くて軽いので、どこにでも持っていける。ちょっとした空き時間にSNSではなく読書をする気になる
- 防水なので湯舟に浸かりながら本が読める
3、4のポイントはKindle Scribeにないものなので、Kindle Scribeをお迎えした今もこちらは継続して使っています。特に4の風呂読書は、冬の娯楽としてかなり推せる。
※今出ているモデルがSeries 8なのでSeries 8のリンク貼ってますが、私はSeries 7を購入。
5月頃に購入。なんやかんやずっと気になってたので、恋人に背中を押されたのをきっかけにアッサリ買ってしまった。以下の機能を使っています。
- Suica
- 通知(Apple Watchに転送する通知を絞って大事なものだけ即確認、そうじゃないものは後でiPhoneから確認)
- Workout(運動メニューを選んで開始/終了を宣言するだけで時間計測・心拍数モニタリング・カロリー計算ができるのがステキ)
これだけならApple Watch SEで十分で、それは買う前から分かっていたけど、オタクなので最新モデルを買ってしまった。
生活雑貨・日用品
Hitoe® Fold Aria - Foschia -syrinx.audio
SYRINXのお財布
財布を買い替えるにあたり、CELINE、Chloe、Diorあたりの財布を当初は見ていたんですが、あのあたりのハイブラ財布は漏れなく大きい&重いんですよね。
前よりカジュアルな服装で身軽に出かけることを好むようになっていたので、ジーパンのポケットに入るようなコンパクトな、それでいて上品でずっと大事にできるような財布を探していたところ、これに出会いました。
いわゆるミニマリスト財布という感じで、とても薄い。なのに使いやすい。何より、革なので経年劣化やちょっとした傷まで味として愛していける。大好きです。
家に遊びに来た友人に必ず褒めてもらえるダブルウォールグラス。熱い飲み物入れても熱くならない、冷たい飲み物入れても結露しない、電子レンジOK、おまけに麦茶入れてもオシャレ、と文句の付け所がない。
普段使いのグラスにしては高い上にガラスなので雑に扱うと普通に割れてしまう(私は2度割った)ので注意。でも2度とも泣きながら買い直しました。
シュパットとという天才的に使いやすいエコバッグのミッフィーおばけ柄。かわいい。
Miffy柄じゃないやつはもう少し安くて、シュパット自体が使いやすくておすすめなのでぜひ見てみてください。
背面がマグネットになっているティッシュケース。机の上にティッシュ置きたくないので、これを使って机の脚に貼り付けてます。好き。
電子レンジ・直火OK(IHはNG)のスキレットで、主菜からデザートまで結構色々作れるので楽しい。
これがなくてもフライパンだけで1週間食べるのに困らないくらいはレパートリーあるけど、自分のように食に興味ないタイプが引き出しを増やすというか視野を広げるのにはちょうど良い。
コンパクトな段ボールカッター。今までハサミか手で力技で開けてたんですが、これがあると楽。引きこもりAmazon民(または楽天民)は持っておいて損ないですね。
洗面所の鏡にフックを貼り付けて、コップを逆さに浮かせて置いておけるやつ。
水回りは接地しているものはすべてぬめる運命なので、できるだけ全てのものを浮かせておきたい。
正直なくても全然困らないけど、なんとなく洗面所がスタイリッシュになった感じがするのと、友達を家に呼んだ時にドヤ顔できるので良かったです。
これも浮きます(超重要)。
タングルティーザー的なやつ。(失礼)
タングルティーザーや他の類似商品を使ったことないので比較はできないけど、ブラシとして結構よいと思う。髪が真っすぐになってボリュームダウンしてツヤが出る。
元々髪が細くてクセがなくて量が少なくてぺたんこ悩みがあるような人には向かないかもしれないけど私は髪の量・太さともに普通、ややくせ毛なのでハマりました。
書籍
小説・漫画
高校の先輩のおすすめで読みました。
じんわり切なくなるようなお話で、とても良いです。自分の心に刺さりすぎて、大事な人・かつ刺さってくれそうな人にしか薦めたくなくて、あまり積極的に発信はしなかったけど、、一番好きな本『凍りのクジラ」に迫るくらい好きです。
みんな好きなやつだッピね。この世は地獄なんだッピ。
結構好きで、LINEスタンプまで買ってしまったッピ。
森見登美彦の『きつねのはなし』『宵山万華鏡』『夜行』あたりが好きな人は絶対好きなやつ。
一般教養・ノンフィクションなど
これは面白かった!いつも同じような恋愛の失敗をしている人はなぜそうなっているのか?類型化して事例や理論から解説した本。
これも面白かった。多様性がなぜ必要か?を説いている本。単に倫理的な問題からでなく、実際に画一的な視点・価値観しか持たない組織は死角が多くなるので多様性を持った方がよい(この多様性は人口統計学的多様性に限らない)、みたいな話。
とはいえ多様性が大きいほど管理コストは上がるから考えものですよね~。
なんか同じようなタイトルの本ばっかり読んでるな。。と思ったら同じ作者でした。
この手の本は、サクッと読めて雑談の種になるので結構好き。
これは医療業界と航空業界を例にとりながら、なぜ人や組織は失敗するのか?そこから学習できる組織・人とできない組織・人はどう違うのか?を解説している。
よくあるGrowth MindsetとFixed Mindsetの話もあったけど、Growth Mindsetもなかなか扱いが難しいのだよなと最近思う。
以上
4Q2022毎日メイク
昔の友だちの話
今度の日曜日、美味しいタルトを食べに行くお誘いをされた。カレンダーに予定を入れると、その日は「xx 's 25th Birthday」と書かれてもいた。
10年くらい前の、古いお友だちの誕生日だった。
xxさんではあまりに味気ないので、ハナちゃんということにしようと思う。HANAではない。
ハナちゃんと私は元はとあるブログサイトで知り合った。お互いメンヘラに片足を突っ込んでいたので(彼女は既に半身くらいそうだったかもしれないし、10年後わたしは本格的にどっぷり浸かるわけだが)、何度も垢消しと転生を繰り返していたのだが、転生しながらずっと繋がっていた。何のための転生なのだよと言われるかもしれないが、私の考えでは、何かを消す・捨てるということが癒しになっていたのだと思う。
最終的に彼女とはツイッターでやり取りしていたのだが、そんなことはわりとどうでも良くて、彼女の人間性の話をしようと思う。
ハナちゃんは弱くて柔らかくて温かかった。言葉がとてもやさしかった。江國香織や吉本ばななのような温度の文章を書いた。
中1から不登校を続けている筋金入りの不登校だった。心も、たぶん体も繊細な人だったので、思春期の学校はちょっと刺激が強すぎたんだと思う。
私は通学に往復3hかけて、殺伐とした教室でなんやかんや生き延びていて、不良ながらも流される形でけっこうな量の勉強を(結果的には)していたので、彼女を見て甘ったれだなあとか、甘えられていいなあとか思っていたのだけど、不登校になるのも不登校であるのもそれなりにコストがかかると、会社で不登校?不登社?なんていうの?をやったあとの自分ならわかるので、それを口に出さなくて本当によかった。口に出さなくてもいいどころか出さない方がいいことってめちゃくちゃ多い。
家庭環境があまりよくなく、学校にもなじめなかったハナちゃんと、家庭が荒れはじめて、学校が嫌いだった私は、波長が合っていた。と書くとたぶん文章に対称性が出て美しいのだが、実際のところ、私が彼女と会話できていたのは私が無力感を持っていたからだと思う。中学受験で失敗したこと、成功に満たなかった自分を近しい人に認めてもらえなかったこと、とか。このネタいつまで擦ってんのかなって感じなんだけどね。
逆説的に、受験勉強に熱中して私が無力感を忘れたころから、段々と会話が少なくなっていって、いつの間にか関係が切れてしまっていた。
LINEは少し前まで繋がっていて、アイコンが赤ちゃんの写真になっていた。おめでとう。今更、何年越しの一言目でそんなこと言われても不気味だと思って言えなかったけど、おめでとう。
輪るピングドラム第24駅「愛してる」感想
最終話。
陽毬がガラスの破片によって傷を負い血を流しながら冠葉の元へ歩いていく画が、痛くて、綺麗で、尊い。大好きです。
ここで陽毬は「生きるってことは、罰なんだね」と言いながら、高倉家で冠葉と晶馬と過ごしていく中であった出来事をつらつら語っていきます。これ、初見の時は「晶ちゃんが口うるさいことがそんなに嫌だったの?」ってなってたんですが、それは多分違っていて、たぶん「生きること=罰」という話が先にあり、で、生きることってたとえばこういうことだったね、という話をしているんだと思います。
輪るピングドラムにおいて、生きることは誰かと共に生きる事を選択し、かつ誰かに共に生きる相手として選択される事、でした。陽毬は晶馬に選ばれ、晶馬を選び、生きていた。しかし、選び選ばれるフィールドに乗るということは、選ばれなくなるリスクを抱えることなんですよね。陽毬は一度選ばれない子どもになったことがあるから、選ばれないことの潜在的なリスクは痛み、つまり罰だった、と言っているのである、と解釈しています
それを話しながら陽毬が血を流しているのもまた象徴的ですよね。生き、誰かを選び、愛し、その人の心の柔らかい部分に迫ろうとすることは、血を流すような痛みを伴いかねないことかもしれない。
次に晶馬も冠葉の元へ辿り着き、自分の中から赤いものを取り出し、それが陽毬の手の中で半分のリンゴに形を変える場面。ここで観客全員の「で、ピングドラムって何なのよ」という半年越しの問いの答えが出るということになるのかな。
晶馬のリンゴ、すなわち後に陽毬に半分与えられる命は、もとは冠葉から分け与えられたもので、そのように誰かに分け与える命がピングドラムだったんですね。ここで冠葉がハッとした顔をする描写が良い。
リンゴと共に渡された言葉「運命の果実を、一緒に食べよう」もそうで、あれは陽毬が大切にしていた言葉で、それは晶馬から貰った大切な言葉だったからそうだったのであって、でも晶馬はなぜそれを言ったかというと、知っていたからなんですね。誰かに自分の命を分け与えて、その誰かに生きてほしいと願う時、なんと言うかを、冠葉からそうされたことで知っていた、という。
ピングドラム(命)と言葉が、高倉兄妹の中を巡っていたのか。。と、ここまで辿り着いた時にえも言われぬ感動に包まれたなあ。
そして運命の乗り換えられた世界で、再び田蕗とゆりの会話。やっぱり一番好きなので載せる。
「ゆり、やっと分かったよ。どうして僕たちがこの世界に残されたのかが」
「教えて」
「君と僕は、あらかじめ失われた子どもだった。でも世界中のほとんどの子どもたちは、僕らと一緒だよ。だからたった一度でもいい、誰かの愛してるって言葉が必要だった」
「たとえ運命が全てを奪ったとしても、愛された子どもはきっと幸せを見つけられる。私たちはそれをするために、世界に残されたのね」
「愛してるよ」
「愛してるわ」
Ep.22では「君と僕は〜」までで終わってますが、ここではゆりのコメントも追加されています。ちなみに田蕗先生の台詞がEp22とEp24で微妙に違うからオタクの人は注目してほしい。
やっぱり輪るピングドラムという作品が持っている一番核となるメッセージはこの会話に集約されていると思う。あらかじめ失われた子どもたちが、それでも誰かに愛され、愛することで、ほんとうの幸いを手に入れていく、という。これってやっぱり真理だと思うんだ。
この「愛してるよ」「愛してるわ」って全24話を通して一番味わい深い会話だと私は思う。
そして最後、陽毬が運命について語っています。これねここが初出なんですよね。
わたしは運命って言葉が好き。信じてるよ、いつだって一人なんかじゃない
これは乗り換え前の陽毬の台詞と解釈しても、乗り換え後の台詞と解釈しても、どちらも通るしたぶんどちらもそうだと思うんですよね。でも、信じてるよって言ってるってことは後なのかなあ。
陽毬はかつて自分を命懸けで守った兄2人がいることをもう分からないし、池辺陽毬として(小説版でそうなっています)生きているんだけど、額の傷であったり、庭の鉢植えから芽吹いた葉であったり、そういうかつて確かにあった愛の証で世界は満ちていて(ここ私が一番好きな小説の『九つの、物語』を想起させるな)、だから陽毬は一人なんかじゃないんですよね。陽毬の存在そのものが兄たちの愛の証なのだから。
痺れる。
結局輪るピングドラムって愛(というか、人を愛すること)って何なの、みたいな話をずっとしていたのかもしれないなあ。家族の話であり、愛の話であり、生きることと罰を受けることの話であり。
この作品は私が今まで出会った作品の中で一番響いた作品で、もちろん影響も受けたし、色々経験しながら折に触れて繰り返しみることで毎度新しい感傷を自分のなかに覚えていた作品でもある。放映10年目という節目で久しぶりに全話通して見直したのは非常に良かったな。自分もまた色々あったので。
映画がとっても楽しみです。
生存戦略、しましょうか。
輪るピングドラム第23駅「運命の至る場所」感想
最終回残ってるのに最終回みたいなサブタイトルだけど大丈夫そ?
「ねえ、晶ちゃん。覚えてる?皆で潮干狩りに行った日のこと。(中略)
私、あの時わかったんだ。私は見つけてもらえる子どもになれたんだ、って。だから、嬉しくて泣いたの。どんなに遠くはぐれてしまっても、晶ちゃんと冠ちゃんが、きっと私を見つけてくれる。誰かに見つけてもらえるって、幸せなことだね。
私、晶ちゃんと冠ちゃんと一緒にいられて、うれしくて、楽しかった。ありがとう。」
この場面、好きだなあ。そして切ないなあ。晶馬と陽毬がちゃんと面と向かって会話したのは、ここが最後なんですよ。あとはEp.24Bパートの例の場面で一緒にいるのを、会話していると捉えればそうだけど。
陽毬のこの、自分は必要とされない子どもだったけど高倉家に必要としてもらえたから生きられて幸せだった、という話は随所で出てくるが、陽毬のそういう欠落を抱いて満ちているところが私はとても好きだ。
そして陽毬は冠葉に連れ去られ、日記は燃やされ、いよいよキガの会によるテロの実行が迫っています。お先真っ暗な感じするけど大丈夫そ?
あまり私はキガの会の存在目的とか、どういう思想なのかとかは興味がないのですが、敢えて考察するのであればED流れながらシラセとソウヤが語っていること、眞悧先生が語っていること、がとっかかりになりそう。。勿論モチーフになっている実際の事件とも繋がっているのだろうけど、このあたりあまり詳しく掘って考えていないので、ちゃんと勉強したかったところ。
これでも大学で社会学の授業とってカルトの社会学とかもちょっと勉強してたんですけどねー、だめですねー。
最後、エンドアニメーションと共に流れる台詞もよいので書いておく。
わたしたちは永遠の約束をするんだ。目を逸らさないよ、全てがそこにあるから。
次回は最終話、第24駅。