輪るピングドラム第23駅「運命の至る場所」感想
最終回残ってるのに最終回みたいなサブタイトルだけど大丈夫そ?
「ねえ、晶ちゃん。覚えてる?皆で潮干狩りに行った日のこと。(中略)
私、あの時わかったんだ。私は見つけてもらえる子どもになれたんだ、って。だから、嬉しくて泣いたの。どんなに遠くはぐれてしまっても、晶ちゃんと冠ちゃんが、きっと私を見つけてくれる。誰かに見つけてもらえるって、幸せなことだね。
私、晶ちゃんと冠ちゃんと一緒にいられて、うれしくて、楽しかった。ありがとう。」
この場面、好きだなあ。そして切ないなあ。晶馬と陽毬がちゃんと面と向かって会話したのは、ここが最後なんですよ。あとはEp.24Bパートの例の場面で一緒にいるのを、会話していると捉えればそうだけど。
陽毬のこの、自分は必要とされない子どもだったけど高倉家に必要としてもらえたから生きられて幸せだった、という話は随所で出てくるが、陽毬のそういう欠落を抱いて満ちているところが私はとても好きだ。
そして陽毬は冠葉に連れ去られ、日記は燃やされ、いよいよキガの会によるテロの実行が迫っています。お先真っ暗な感じするけど大丈夫そ?
あまり私はキガの会の存在目的とか、どういう思想なのかとかは興味がないのですが、敢えて考察するのであればED流れながらシラセとソウヤが語っていること、眞悧先生が語っていること、がとっかかりになりそう。。勿論モチーフになっている実際の事件とも繋がっているのだろうけど、このあたりあまり詳しく掘って考えていないので、ちゃんと勉強したかったところ。
これでも大学で社会学の授業とってカルトの社会学とかもちょっと勉強してたんですけどねー、だめですねー。
最後、エンドアニメーションと共に流れる台詞もよいので書いておく。
わたしたちは永遠の約束をするんだ。目を逸らさないよ、全てがそこにあるから。
次回は最終話、第24駅。